月は無慈悲な夜の女王
今回はロバート・A・ハインラインの「月は無慈悲な夜の女王」を読みました
本格的なSF小説を読むのは初めてだったので世界観を掴むのが大変でした。
感想はまずなんといってもマイクが可愛いです。
マイクがマヌエルだけでなく教授やワイオなも様々な人に出会い、相手によって言葉を使い分ける場面は子供の成長を見ているような気持ちになりました。
孤独なAIに仲間ができて…
ジョークを嗜むほど無邪気で陽気なマイクのことなので革命も楽しみながらやっていたんじゃないかな〜なんて考えてしまいました。
マヌエルが最後までマイクの親友であり続けたところもいいですね。
面白いと思ったのはマヌエルは偶然独立運動に巻き込まれ組織の中心となったところですかね。
マヌエル自体は革命に対して明確な意志を持っていた訳ではないんですよね。
それなのにズルズルと巻き込まれていつの間にか革命の中心人物に…
典型的な巻き込まれ型主人公でした。
あと、設定がすごく細かく練られてるなと思いました。
空気税や家系型結婚など斬新な設定が出てきて面白かったです。
他にも色々見どころはあるのですが上手く表現できず……
感想を書くとなると難しいですね。
自分が普段如何に流し読みしていたか、文章力、語彙力がないかを思い知らされました…